Departmental Bulletin Paper ポピュラー文化の観光資源化と「伝統の創造」 ─台湾南投県渓頭妖怪村を事例として─
Popular culture-based tourism resources and the ‘creation of tradition’: a case study of Taiwan’s ‘Yaoguai Village’

山中, 千恵  ,  伊藤, 遊  ,  百瀬, 英樹  ,  Yamanaka, Chie  ,  Ito, Yu  ,  Momose, Hideki

14pp.39 - 50 , 2016-03-31 , 仁愛大学
ISSN:21853355
NCID:AA12479646
Description
本論文の目的は,台湾南投県にあるテーマパーク型宿泊施設「妖怪村主題飯店-渓頭明山森林会館」が作る南投渓頭妖怪村の事例をとりあげ,ポピュラー文化を活用した観光資源創造の可能性について検討することにある.非場所的な性質を持つポピュラー文化が,その特質ゆえにローカル化を容易にし,それによって,あらたな場所性を創造していくことを可能にする過程を確認する. 調査を通じて明らかになったのは,「妖怪」をめぐるポピュラー文化の再場所化を支えるのが,そこに書き込まれた「物語」を消費することではなく,むしろ,そうしたテキスト間の横断をうながす「キャラクターの自律性」という,日本に顕著にみられる能動的なポピュラー文化消費の形式と,それを支えるシステムだということである.こうしたシステムの存在に注目することで,ポピュラー文化のグローバルな消費をめぐる議論を,ファンの受容行動にとどまらない文脈へと接続することが可能になると思われる.
Full-Text

http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/28058/1/%e4%bb%81%e6%84%9b%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e7%a0%94%e7%a9%b6%e7%b4%80%e8%a6%81%ef%bc%88%e4%ba%ba%e9%96%93%e5%ad%a6%e9%83%a8%e7%af%87%ef%bc%89%e7%ac%ac14%e5%8f%b7-39-50p.pdf

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