紀要論文 許可求めの談話行動における「事情説明」の位置
キョカ モトメ ノ ダンワ コウドウ ニ オケル ジジョウ セツメイ ノ イチ
The Location of the Reason within the Speech Act of "Asking for Permission"

星, 圭子

47pp.113 - 126 , 2016-01-31
ISSN:21873372
NII書誌ID(NCID):AA12744962
内容記述
本研究の目的は談話行動としての許可求め談話において、依頼の談話行動についての先行研究を参考にしつつ、談話を構成する要素を抽出し、その中の「許可を直接求める表現」と「その事情を説明する部分」の前後関係について、日本語母語話者は意識的に選択しているのか、しているのであれば、それにはどのような配慮的要因が関わっているのか、どのような意識で選択しているのかを明らかにすることである。本研究では、日本人大学生を中心とした33 名を対象に、会話開始から事情説明までの許可求め会話の前半部分のモデルを提示し、その中のどこに用件としての許可求め表現を入れるべきかという質問紙による調査を行った。その上で、結果を上下関係・親疎関係・用件の負担度別に集計しカイ二乗検定を行った結果、親疎条件と用件の負担度条件で有意差が認められ、相手が親しくない場合は用件を先に、相手が親しい場合は後にする、また、用件の負担が大きい場合は用件を後に、大きくない場合は先にする、という傾向が見られた。同時にその選択の理由についての自由記述回答では、用件を先に述べる場合は論理性重視、用件を後に述べる場合は共感重視といえる傾向が見られた。
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http://dspace.bunka.ac.jp/dspace/bitstream/10457/2437/1/001031547_12.pdf

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