Departmental Bulletin Paper 1950年から60年代における日本のニットデザインの基礎調査 第1報
1950 ネン カラ 60ネンダイ ニ オケル ニホン ノ ニットデザイン ノ キソ チョウサ ダイ イッポウ
A Basic Research of Hand-Knitting Design in Japan in the 1950 and 60s

近藤, 静香

47pp.53 - 61 , 2016-01-31
ISSN:21873372
NCID:AA12744962
Description
1950 年から60 年代の編物ブーム時にどのような編物が行われていたのかを明らかにするために、本稿では50年代の日本で発刊された編物書13 冊のニットデザインの基礎調査行った。その結果、ウェア類の比率が68 %と高い理由として、紡績会社がファッションブックや雑誌を利用し、ウェア類の人気が高まり、編糸の販売促進に繋がったことがわかった。50 年代で最も使用されていた編物針は性別・年代別問わず2 号棒針であり、中細糸対応の編機と棒針の併用が行われていたことから、50 年代は中細糸中心で作品が製作されていた。50 年代でも様々な技法が使用されていたが、編物と刺繍等の手芸技法を融合させたデザインが多く存在し、明治時代から洋裁教育の影響を受けている可能性が明らかになった。13 冊の編物書内掲載のコラムの内容を調査したところ、海外の編物モードの紹介が最多掲載で、編糸の選び方から編物の仕上げ方法までの編物に関する一連の流れに関するコラムが紹介されていた。また、染色などによる編糸の再生方法も掲載され、当時の編糸の貴重さが感じられた。しかし1950 年代後半には扱いやすい新糸の開発などの理由により、編糸の再生に関するコラム数は減少傾向になった。
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http://dspace.bunka.ac.jp/dspace/bitstream/10457/2432/3/001031547_07.pdf

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