紀要論文 妊娠女性に対する腹腔鏡手術の安全性について-卵巣腫瘍合併妊娠16週に対し皮下鋼線吊り上げ法に低圧気腹を併用して腹腔鏡手術を施行した一例(症例報告)

西村, 宙起  ,  山中, 章義  ,  菅田, 佳奈  ,  山田, 一貴  ,  桂, 大輔  ,  笠原, 恭子  ,  喜多, 伸幸  ,  村上, 節

30 ( 1 )  , pp.13 - 17 , 2017-01-30 , 滋賀医科大学雑誌編集委員会
ISSN:0912-3016
内容記述
 腹腔鏡手術には様々な利点があり、良性卵巣腫瘍の手術には広く用いられているが、妊娠女性に対しては妊娠中の気腹による子宮および胎児循環への一時的な影響など特別な配慮が必要である。 今回、卵巣腫瘍合併妊娠16週の患者に対し皮下鋼線吊り上げ法に気腹法を併用し6 mmHgの低圧で安全に腹腔鏡手術を完遂した。さらに本症例においては子宮動脈血流への影響が認められず、本法では子宮循環に対する影響が少ない可能性が示唆された。 また、PubMedを用いて文献をレビューし、妊娠中の手術においては腹腔鏡手術と開腹術の合併症率や産科的予後については差がないことを確認した。 妊娠女性に対する腹腔鏡手術は基本的に安全であり、皮下鋼線吊り上げ法に低圧気腹を併用することにより、より妊娠子宮への影響を低減できる可能性が示唆された。
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