Departmental Bulletin Paper 治癒切除術後6年が経過して肝転移を来した内分泌細胞への分化を伴うStageⅠ大腸癌の1例

徳田, 彩  ,  内藤, 弘之  ,  束田, 宏明  ,  向所, 賢一  ,  花澤, 一芳

30 ( 1 )  , pp.22 - 26 , 2017-06-13 , 滋賀医科大学雑誌編集委員会
ISSN:0912-3016
Description
症例は71歳男性.64歳時に直腸S状部癌StageⅠに対して手術を施行している.無再発で術後6年が経過していたが,定期検査のために施行した腹部CTにて肝S3に5㎝大の多結節状の腫瘤を認め,転移性肝癌または肝内胆管癌の術前診断のもと切除術を行った.病理学的検討により内分泌細胞への分化を伴う腺癌と診断され,広範な壊死を伴っていたことから大腸癌からの転移が疑われた.6年前の大腸癌切除標本の再評価により,腫瘍の一部に内分泌細胞への分化が認められたため,大腸癌由来の転移性肝癌と診断された.大腸癌の治癒切除後5年を超えての肝転移再発は稀であることに加えて,原発巣での神経内分泌細胞への分化の同定が最終診断に役立った希少な症例と思われ,若干の文献的考察を加え報告する.
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