紀要論文 1948年 「保育要領」にみる「家庭の保育」 : 保育とは何か

田澤, 薫  ,  タザワ, カオル

第28巻 ( 第2号 ) 2016-3
ISSN:9152539
内容記述
現在,保育制度変革のなかで,保育は単に子どもを対象とする活動から保護者支援を加えるものへと変わりつつある。保育とは何か。家庭の子育てと保育はどう関連づくのか。本稿では,「保育に欠ける」という保育所の利用要件から,「保育」が「家庭の保育」をも意味することをつかみ,「保育要領―幼児教育の手びき―」(1948年 文部省)を用いた「家庭の保育」の検討を行った。その結果,第1に,保育は施設保育に限らず家庭の保育を包含した用語であること,第2に,保育は愛情・知識・技術を要する,意識的な子どもへの関わり方を指すこと,第3に,「保育要領」における保育論は,大人に対する幼児理解と意識変革の要求が主であること,第4に,保育論では「すべての子ども」の生活が想定され,社会境遇による子育て支援とは別の論理であることが確認された。
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http://serve.seigakuin-univ.ac.jp/reps/modules/xoonips/download.php?file_id=5080

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