紀要論文 大洗町の多文化共生に向けた活動における成果と課題:拡張的学習を枠組みとして

横溝, 環

内容記述
本稿は大洗町における多文化共生に向けた活動を、エンゲストロームが提唱する「拡張的学習」(expansive learning)の枠組みを用いて検討することを目的とする。成果として、主に以下の二点が挙げられる。第一に、主体間の関係構築が契機となり活動システムがつながり、さらに新たな活動システムが構築されていくプロセスを示すことができた点である。第二に、活動システム、とりわけ地域日本語教室における課題を見出すとともに、それら課題(“非対等” “継続” “開放・閉鎖” “同化”)の間にみられるダブルバインドを明らかに示すことができた点である。「正統的周辺参加(Legitimate Peripheral Participation)」の理論に基づけば、これらダブルバインドに向き合い解決方法を模索していくことこそが、多文化共生に向けた活動およびそこに関わる人々の成長につながっていくと考えられる。
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http://ir.lib.ibaraki.ac.jp/bitstream/10109/12772/1/20160017.pdf

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