紀要論文 読書媒体の違いが読解方略に及ぼす影響

菅谷, 克行

内容記述
 本研究は、読書媒体の違いが読書行為や文章読解方略に及ぼす影響について考察することを目的とし、読書媒体のメディア特性の観点や、日常の読書行為に関するアンケート調査、印刷媒体と電子媒体をそれぞれ用いた読解実験の各結果から分析を行なった。分析の結果、(1)電子書籍のメディア特性は読書行為や読解方略に少なからず影響を及ぼしており、その特性・影響力は今なお変化し続けていること、(2)電子書籍の使用率・評価は決して高くないが、電子書籍に最適化した読み方を見出すことで新たな読書体験・方略を創出する可能性があること、(3)書籍への能動的な働きかけ(読解支援方略・行為)を促す読書教育・指導を実施する場合には、書き込みに対する心理的抵抗感が少ない電子書籍の方が適している可能性があること、の三点が示唆された。これらをもとに、両書籍のメディア特性を再整理し、将来の書籍メディア環境を展望する。
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http://ir.lib.ibaraki.ac.jp/bitstream/10109/12768/1/20160013.pdf

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