Departmental Bulletin Paper 原子力事故問題の不確実性と「原子力話法」:科学的専門知と市民的生活知の相克について
The Uncertainty of Nuclear Accidents Issues and "Nuclear Discourse" : Conflict between Scientific Expert Knowledge and Civic Everyday Knowledge

渋谷, 敦司

61pp.65 - 89 , 2016-02 , 茨城大学人文学部
NCID:AA11226747
Description
2011 年3 月11 日の東日本大震災直後に発生した福島第一原発の事故が私たちにつきつけた問題は、放射線による生命と健康に対する脅威に加えて、これらの問題について誰ひとりとして確実なことがわかっていないという現実であった。本稿では、原子力および原子力事故に関する不確実性という問題と関連して、核兵器と原子力発電の開発の歴史をたどり、その歴史的過程における「科学的・専門的知識」の社会的・政治的役割を「原子力話法」という点から特徴付け、この「原子力話法」が福島第一原発事故後の政策的対応と、茨城県内の原発立地・周辺地域におけるポスト震災・原発事故社会の地域政策過程をも規定し続けている中心的要因であることを指摘する。本稿は、「原子力話法」をキー概念として、震災を挟んで東海村の将来ビジョンとして策定された、「原子力サイエンスタウン構想」の持つ意味を実証的に検証していくための、予備的考察である。
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http://ir.lib.ibaraki.ac.jp/bitstream/10109/12759/1/20160004.pdf

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