紀要論文 レイリー・ラム方程式の心室中隔壁への応用

戸次, 直明  ,  新谷, 正嶺

内容記述
 超音波医療診断装置により,拍動によって動いている人の心臓の心室中隔壁 (IVS) 上に励起された微小なパルス状の興奮波が観測されている.その興奮波の寿命は数ミリ秒で非常に短いけれども,その位相速度の力学特性を明らかにするために,ここでは,血液中に浸かったIVSを平板と仮定して,レイリー・ラム分散方程式を拡張した場合を考察する.この拡張されたレイリー・ラム分散方程式は,超越方程式なので,長波長のラム波の場合において摂動展開して,簡単化された分散関係式を求める.この分散関係式を,観測された興奮波に適用して,その妥当性について検討する.このラム波モデルに基づく簡単化された近似分散方程式よって,拍動によって励起された心臓壁上のパルス波状の興奮波の位相速度の分散関係の物理的意味と,超音波医療診断装置による観測結果とが,定性的によく説明できることを示す.
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