紀要論文 フィリップ・ソレルスによる『地獄の季節』の解釈
Exegesis of “Une saison en enfer” by Philippe Sollers
フィリップ ソレルス ニヨル ジゴク ノ キセツ ノ カイシャク

小山, 尚之

内容記述
This article is a translation into Japanese of the article entitled ≪Une saison en enfer ≫: ALLER ― RETOUR, which was published in L’INFINI no.122 in 2013. According to Sollers, absence of the 18th century and the romanticist society or subjects appear to Rimbaud as Hell. To Go in Hell means to criticise the contemporary society. But at the same time, Rimbaud tries to return from Hell by inventing a new type of reason and a new form of love. In this point Sollers finds in Rimbaud a precursor of Nietzsche and Heidegger. Furthermore, he thinks that Rimbaud is enlightened by gnostic lights in origin.
本稿は二〇一三年に「ランフィニ」誌第一二二号に掲載された「《地獄の季節》:行くこと―帰還すること」と題された記事を日本語に訳したものである。ソレルスによれば一八世紀の不在とロマン主義的な社会あるいは主体はランボーにとって地獄として現れる。地獄へ行くとは同時代の社会を批判するという意味である。しかし同時にランボーは新たな理性や新たな形態の愛を発明することによって地獄から帰還しようと努める。この点でソレルスはランボーのうちにニーチェとハイデガーの先駆者を見出している。それに加えてソレルスはランボーが始源におけるグノーシス的な光によって照明されていると考えている。
東京海洋大学大学院海洋科学系海洋政策文化学部門
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