Departmental Bulletin Paper 夫婦関係に及ぼす葛藤対処方略の影響 : 行為者 - パートナー相互依存モデルに基づく検討

周,玉慧  ,  深田,博己

(5)  , pp.1 - 22 , 2017-03-30 , 対人コミュニケーション研究会
ISSN:21874433
Description
本研究では、夫あるいは妻の個人内の影響過程、および夫と妻の間の相互影響過程に注目し、行為者 - パートナー相互依存モデル(APIM)を用いて、夫と妻が直面した葛藤、用いた葛藤対処方略、彼らの結婚生活の質の間の関係を検討した。342組の台湾人夫婦を対象とし、夫婦間葛藤の程度、葛藤対処方略(協調的話し合い、沈黙・冷戦、回避・我慢、非難・口喧嘩、暴力・不満表出、第三者調停依頼、懐柔・哀願の7つの一次因子、および対話、回避、攻撃の3つの二次因子)、および結婚生活の質(充実度と後悔度の2側面)を測定した。その結果、夫婦間葛藤、攻撃方略、および結婚の室は夫婦間で有意に異なっていた。APIMの分析結果から、対話方略は行為者自身と配偶者の結婚の質に対し直接的影響と媒介的影響を及ぼし、対話方略には行為者効果とパートナー効果が存在することを解明した。そして、回避方略と攻撃方略は個人内でのみ結婚の質に対し直接的影響と媒介的影響を及ぼし、行為者効果のみが存在することを明らかにした。また、APIMにおけるカップル志向モデルや社会的比較モデルの妥当性も実証した。
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http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/h-bunkyo/file/12377/20170612140515/taikomyu5%28jou%29.pdf

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