Departmental Bulletin Paper 社会的距離が間接的要求の使用効果に及ぼす影響

平川,真

(4)  , pp.35 - 46 , 2016-3-30 , 対人コミュニケーション研究会
ISSN:21874433
Description
 本研究の目的は、間接的要求を使用することによる対人的効果が、社会的距離の要因によって変動するかどうかを検討することであった。Brown & Levinson(1987)のポライトネス理論に従えば、社会的距離が高い状況において、間接的要求の使用はより高い対人的効果を生じさせると考えられる。20歳から45歳までのwebアンケートモニタ800名を対象に社会的距離(知り合い、親友)と要求方略(直接的要求、丁寧な要求、間接的要求)を操作したシナリオを呈示し、ネガティブ感情、ポジティブ感情を測定した。分析の結果、社会的距離の要因によって、各要求方略の使用が聞き手の感情に及ぼす影響が調整されるという証拠は得られなかった。また、丁寧な要求、間接的要求、直接的要求の順に効果性が高いことが示され、平川・森永(2014)の結果は概ね追認された。ポライトネス理論に基づいて間接的要求の使用を説明することの妥当性について議論された。
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http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/h-bunkyo/file/12260/20160427112931/taikomyu4%28hirakawa%29.pdf

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