Departmental Bulletin Paper 後続逆説得に対する恐怖アピールの抵抗効果

木村,堅一

(4)  , pp.1 - 18 , 2016-3-30 , 対人コミュニケーション研究会
ISSN:21874433
Description
 本研究の目的は、後続逆説得に対する恐怖アピールの抵抗効果を検討することであった。276名の大学生が1週間間隔で行われた3つのセッションに参加した。第1セッションでは事前測定、第2セッションでは恐怖アピールの操作と従属変数の測定、そして第3セッションでは後続逆説得の操作と従属変数の測定が行われた。独立変数は、恐怖アピール(強恐怖アピール、弱恐怖アピール、無アピール)と後続逆説得(同論拠逆説得、異論拠逆説得、結合論拠逆説得、無逆説得)の2変数で、実験参加者は12の実験条件の1つに対して無作為に割り当てられた。その結果は次のとおりであった。(1)後続逆説得が存在しない場合、強恐怖アピールは弱恐怖アピールより説得直後や1週間後においても有意な説得力をもった、(2)後続逆説得が存在する場合、強恐怖アピールは3種類全ての逆説得に対して抵抗効果を示さなかったが、弱恐怖アピールは3種類のうち1種類の逆説得(結合論拠逆説得)に対する抵抗効果をもった。この結果は、恐怖アピール後に遭遇するかもしれない逆説得の種類によっては、弱恐怖アピールに対する強恐怖アピールの優位性が失われる可能性を示唆している。
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http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/h-bunkyo/file/12258/20160427105759/taikomyu4%28kimura%29.pdf

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