紀要論文 認知行動療法と「メタファー」について : 25の事例からその分類を試みる
Research on cognitive behavioral therapy and "metaphor" : Classification of "metaphor" from 25 cases

渡辺,克徳  ,  東,斉彰

(13)  , pp.51 - 61 , 2015-03-20 , 広島国際大学心理臨床センター
ISSN:1348-2092
NII書誌ID(NCID):AA12125734
内容記述
本研究の目的は,認知行動療法における「メタファー」の重要性を示すことである。筆者らは,認知行動療法には,そもそも治療構造内に治療的な因子として「メタファー」が存在すると考えている。そこで治療因子の中でも「メタファー」に注目し,メタファーが治療過程でどのように利用され,どのような影響を及ぼしているのか明らかにし,分類することを研究目的とした。また,理論的に前提条件となる先行研究(渡辺,2012)の認知変容過程に関する仮説モデルの再検討も同時に行った。結果は,認知行動療法の治療構造に関する仮説モデルは,臨床的に森のないモデルであると考えられ,治療には特殊な治療因子と考えられる「メタファー」が重要であることが明らかになった。「メタファー」は,他の治療因子と関連性を持ち,治療を効果的に促進する存在であると考えられた。本研究により,認知行動療法と「メタファー」を新しい視点から捉えることが可能となり,臨床実践の上で役立つ可能性が示唆された。
本文を読む

http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hirokoku-u/file/12252/20151027141340/Vol.13_6.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報