紀要論文 〈論文〉「社会主義の夢 reve du socialisme」: 戦後におけるブルトンの文芸批評とロマン主義再興

有馬, 麻理亜

内容記述
[抄録]1945年から46年にかけて行なわれたハイチ講演において, ブルトンは独自のロマン主義史観を提示した. ヴィアットやピカールの論を支えとして, 彼はユゴーからフーリエに至る「社会ロマン主義」の先駆者に, 社会変革を熱望し, そのための道徳的革命の必要性に気づいた者が神秘思想などの対抗文化ヘと接近するという精神の動きを見出した. この精神は合理主義やキリスト教的道徳観を基盤とする近代文明ヘの反抗として表れる. ブルトンはこの反抗こそが社会ヘの進歩の原動力となり, その進歩の過程で自由が獲得できるのだと主張した. 彼はその精神の系譜に自分自身を位置づける. それは「社会主義の夢」を抱く者たちの精神の系譜であった.
著者専攻: フランス文学
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