Journal Article 嚥下困難を呈する縦隔上部リンパ管腫を頸部操作のみで摘出した一例
A case of superior mediastinal lymphangioma causing dysphagia resectable by cervical approach

戸田, 洋  ,  木村, 愛彦

43 ( 3/4 )  , pp.109 - 112 , 2017-03-31 , 秋田医学会
ISSN:03866106
NCID:AN00009294
Description
患者は50 歳,女性.嚥下困難を主訴に受診した.また検診の胸部単純X 線写真で上縦隔影の拡大を指摘されていた.胸部CT で甲状腺下極から大動脈弓の高さに至る長径6.5 cmの嚢胞性病変を認め,食道は左背側から圧排され縦隔右側に偏位していたため,この病変が嚥下困難の原因であると考え手術適応とした.当初は右開胸による手術を考慮したが頸部領域の剥離が困難であると考え,頸部操作による腫瘍剥離を先行した.腫瘍と周囲組織との癒着は疎であり,縦隔内まで用手的に剥離可能であったため,頸部操作のみで腫瘍は摘出され,縦隔リンパ管腫の診断だった.縦隔上部の病変を頸部操作のみで摘出した症例は稀ではあるが,開胸や胸骨縦切開による術式と比較すると低侵襲であるため,頸部から縦隔上部に連続する病変に対しては,考慮すべきアプローチの1 つと考えられた.
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