紀要論文 インドネシア語における人称指示と定性
Referencing and definiteness in Indonesian

三宅, 良美  ,  MIYAKE, Yoshimi

内容記述
オーストロネシア言語のひとつであるインドネシア語は,定冠詞などのデフィニット・マーカーがない。一方で,人称代名詞やdemonstrative (指示語)がある。本論は,言語行動がどのように情報を伝えるかという問題(cf. Lembrecht 1994) をインドネシア語のテクストにおいて,登場人物を指示もしくは定義するときの形態に焦点をあてて考察するものである。この研究によると,インドネシア語の文章の人称指示には次の特徴がある。 一度個人が紹介された後にその人物を指示するときには,1. その人物の名前の繰り返し2.人物が有名人の場合には,その名前を繰り返すか,その名前にさらに指示語をつける。 3.人称代名詞を使う この3つの方法が存在し,その頻度の高さは,1,2,3の順である。結論として,インドネシア語においては,人称代名詞はあまり好まれず,固有の名前の繰り返し,あるいはそれに指示語を付加した形が好まれる。
本文を読む

https://air.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2688&item_no=1&attribute_id=48&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報