Departmental Bulletin Paper 「報告」のメールの書き方の指導 ― インストラクション前後における習得状況の比較 ―

鈴木, 恵理子

5pp.43 - 50 , 2016-03-01 , 秋田大学国際交流センター
ISSN:21869243
NCID:AA1256436X
Description
本稿では,中級の18名の日本語学習者に報告のメールを書く際に必要な構成や表現についてインストラクションを行い,その3日前・直後・2週間後の習得状況について比較・考察した。必要な要素がすべて書かれていたか,使用された要素にどのような過不足があったか,要素の配列順はどうなっていたか,表現は適切であったかの4点について考察を行った。その結果, 3日前・直後・2週間後を比較すると,必要な要素をすべて書いていた解答の比率は12.5%,64.7%,50%であった。必要な要素5個のうち使用された要素の平均個数は4.1個,4.8個,4.6個であった。適切とされた順序どおりに書いた解答の比率は0%,58.8%,38.9%であった。以上の結果から,メールの適切な書き方を定着させるためにはインストラクションの改善,テキストを補足するひと工夫,インストラクション直後での理解度の確認が重要であることが示唆された。
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