紀要論文 トーマス・マンの『ブッデンブローク家の人びと』と北杜夫の『楡家の人びと』 : 日独語における諧謔表現の相違を探る
Thomas Manns "Buddenbrooks" und Kita Morios "Das Haus Nire" –– Ein Versuch zu Unterschiedlichkeiten in Austerücken des Humors im Deutschen und japanischen

宮内, 伸子

65pp.165 - 188 , 2016-08-22 , 富山大学人文学部
ISSN:03865975
NII書誌ID(NCID):AN00175930
内容記述
本稿は,トーマス・マン(1875-1955)の『ブッデンブローク家の人びと』と北杜夫(1927-2011)の『楡家の人びと』という2 つの作品を取り上げて,ドイツ語と日本語それぞれによる小説においてユーモアを醸し出す表現の相違を探っていくことを目的とする。それぞれの言語の特性が,イロニーやユーモアといった表現にも反映しているのではないかと考えてのことである。この両作品を互いに比較の対象とするのは,『ブッデンブローク家の人びと』と『楡家の人びと』には多くの共通点が見られるからである。そもそも北杜夫が『楡家』を書いたのには,『ブッデンブローク家』が直接の動機になっているといわれている。両作品とも,没落の物語であるにもかかわらずユーモアを感じさせる。ひっきりなしに人が死んでいき,結婚の失敗も続くというストーリーなのに,それはなぜなのだろうか。どのような書き方をされているから,読み手はユーモアを感じるのだろうか。
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