紀要論文 芥川龍之介『或阿呆の一生』研究 : 史実との比較を中心に

兼定, 明日美

8pp.30 - 52 , 2016-02-12 , 富山大学比較文学会
NII書誌ID(NCID):AA12454430
内容記述
本論ではまず芥川自身の自伝的な小説に対する考え方を明らかにし、次に『或阿呆の一生』の全五十一章で語られている出来事と芥川の実際の年譜を照らし合わせ、実生活における史実関係について検証する。検証には芥川の残した書簡や身近な人物らによる伝記、現時点で発表されている年譜などを使用する。その上で『或阿呆の一生』において芥川の心境を暗示していると見られる描写等について、他作品からの比較も交えて分析する。比較対象として晩年頃に書かれた芥川の他の小説、中でも内容に類似性が見られるものを利用する。それらを踏まえて考察し、『或阿呆の一生』という「自伝的エスキス」として書かれていた小説の在り方を改めて論ずるものである。
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