Departmental Bulletin Paper 地球温暖化論争についての学校教育と科学リテラシーの関係
The Relationship between School Education and Scientific Literacy with Special Reference to Global Warming Controversy

椚座, 圭太郎  ,  木津, 大哉

Description
本研究の目的は,かつて学習指導要領で扱わなかった地球温暖化人為説を,どのように身に付けていったかを明らかにすることにある。また,理解不十分のまま思考停止状態とも言えるほどの強固な観念となったかを明らかにすることにある。椚座・櫻井(2008)は,学校教育も含めた先行体験の量や質によって,興味関心を持つ分野や,科学リテラシーのレベルが異なることを明らかにした。地球温暖化人為説は,メディアなど学校外の方が情報が多い分野なので,科学的事象をどのように学んだのか,また先行体験との関係がどのようなものであったのかを検討するのに適している。そこで今回の研究では,1)大学生を対象とした地球温暖化人為説についての学習歴の調査と,2)著者の1人である木津が,観察実験アシスタントとして活動していた富山市立I小学校の6年生を対象に行った地球温暖化と二酸化炭素についての特別授業の結果を解析することにした。この授業では,温暖化と二酸化炭素は光合成や植物の生育に重要であること,その結果,恐竜の繁栄や縄文時代に農耕社会がはじまったことなど,地球温暖化と二酸化炭素のよい面を扱い,子どもたちの地球温暖化人為説に対する意識変容を探った。
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