学術雑誌論文 発話内容による韻律的特徴の相違 : 「慰め」と「主張」の発話を資料に
Different Prosodic Features in Speech Content : A study of 'consoling' and 'requesting'

高村, めぐみ

14pp.1 - 9 , 2016-03-31 , 北海道言語研究会
ISSN:18826296
NII書誌ID(NCID):AA12307232
内容記述
本稿の目的は、発話内容による韻律的特徴の相違の一端を明らかにすることである。テレビ番組内で女性著名人2名が投稿者の悩みについて回答する場面を取り上げ、投稿者を慰める内容(「慰め」)と、意見を主張する内容(「主張」)では、どのような韻律的特徴(発話節およびポーズ持続時間長、音圧、F0)の相違があるのかを調べるために、音響解析をした。その結果、発話節の割合、発話速度、調音速度、F0の最高値、最低値、変動幅は、「慰め」より「主張」のほうが数値が高く、一拍平均時間長、ポーズの平均値、中央値、最小値、最大値は、「主張」より「慰め」のほうが数値が高かった。つまり、「慰め」はゆっくりとポーズを十分に入れて話し、一方、「主張」はポーズを入れず長めの発話を速い速度で、かつ抑揚をつけて話すという特徴があると言える。このことから、話し手は、内容に相応しい韻律的特徴を使い分けて発話をしていることが示唆された。
本文を読む

https://muroran-it.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8890&item_no=1&attribute_id=24&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報