学術雑誌論文 1000兆円の政府負債 : 経済学と最高裁判所判例からの考察

牧, 厚志  ,  六車, 明  ,  西川, 理恵子

59 ( 1 )  , pp.31 - 47 , 2016-4 , 慶應義塾大学出版会
ISSN:0544571X
内容記述
論文
本論文では, 1000兆円を超える政府負債に大きく関連する「政府調達と税金(公金)」という問題に焦点を当て, 2つの最高裁判例を使いながらその解決方法に言及する。政策担当者が赤字財政と政府負債を総合的に考えるには, 現代マクロ経済学ばかりでなく財政学, 経済学史あるいは法律学の知識が必要である。そして日本において急務の政策は「財政規律」を強めることである。判例から観察できることは, 入札制度による落札事業の中には公金の払い過ぎがあるという事実である。談合事件では15%の公金の過剰支払があった。将来的には, 判例で示された15%にも及ぶ公金の払い過ぎが避けられる仕組みを強化することである。

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