学術雑誌論文 異質的期待が資産価格に与える影響

富田, 信太郎

58 ( 4 )  , pp.19 - 38 , 2015-10 , 慶應義塾大学出版会
ISSN:0544571X
内容記述
論文
本稿では, 投資家の持つ情報にバラつきが存在する場合に, それが資産価格にどのように影響するのかを考察している。情報がバラついている場合には, 投資家は異質的期待を形成することになるが, 合理的期待均衡モデルの枠組みに基づき, 資産価格がどのように決まるのかを検討している。モデルでは, 数値例により資産価格変動のボラティリティを計算し, その結果, 多期間を考慮した場合には, 投資家の持つ情報のバラつきがボラティリティに与える影響は小さいものに留まることが示された。このことは, 投資家間の情報格差が存在しないのであれば, 情報のバラつきにより投資家が異質的期待を形成すること自体は, 資産価格の決定にそれほど影響しないことを示唆している。
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http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=AN00234698-20151000-0019

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