Journal Article 産業進化による企業境界の変化と経営者の役割 : 消えゆく手仮説の批判的検討

蜂巣, 旭

58 ( 2 )  , pp.319 - 333 , 2015-6 , 慶應義塾大学出版会
ISSN:0544571X
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渡部直樹教授退任記念号#論文
チャンドラーによる経営者の「見える手」仮説は, 20世紀前半の資本主義を垂直統合による大企業を中心とした経営者資本主義と特徴づけた。この仮説を踏まえてラングロワは, 20世紀末からモジュール化や標準化が進み, 産業内で分化が進んだことを示し, ポスト・チャンドラー的経済は再び小規模企業の有効性が高まる時代になるという「消えゆく手」仮説を唱えている。本稿の目的は, 消えゆく手仮説を検証し, この仮説が見落とした現代企業の重要な側面を明らかにすることにある。とくに, 組織がメンバーに提供可能なインセンティブ, 多角化とイノベーション, コーポレート・ガバナンス, 競争環境の変化と企業のグローバル化を考え, 産業と企業のダイナミズムを理解する枠組みを提示する。それによって, 現代企業の経営者に求められる役割が明らかになる。
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