学術雑誌論文 進化論的組織論の可能性 : 進化経済学における組織進化に関する議論の検討

西谷, 勢至子

58 ( 2 )  , pp.275 - 288 , 2015-6 , 慶應義塾大学出版会
ISSN:0544571X
内容記述
渡部直樹教授退任記念号#論文
現在, 進化経済学は, 経済・組織の変化プロセスを解明する研究プログラムとして注目を集めている。しかし, 近年, 進化経済学では, その分析単位とされるルーティン概念に対して, 複数の疑問が投げかけられている。もともとこの概念はカーネギー学派によって提示された概念であるが, それらの批判は, 進化経済学の基本枠組みであるネルソンとウィンターの進化理論(1982)に向けられている。ホジソンとクヌーセンは, ネルソンらのルーティン概念を再定義することによって, 新たな組織の進化モデルを提示している。本稿は, ホジソンとクヌーセンによる新たな進化理論が, ルーティン概念に対する批判は妥当であるものの, ネルソンらの進化理論をカーネギー学派の枠組みへと戻そうとする問題の多い試みであったことを明示する。
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http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=AN00234698-20150600-0275

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