学術雑誌論文 アジアにおける企業文化の比較研究に向けて : 対欧米とは異なった分類軸の必要性

佐藤, 和

58 ( 2 )  , pp.87 - 98 , 2015-6 , 慶應義塾大学出版会
ISSN:0544571X
内容記述
渡部直樹教授退任記念号#論文
日本型企業文化は水平的集団主義の基層文化に基づくと考えられるが, こうした次元を含むホフステードの研究による5つの次元は, 必ずしもアジアの国々の違いを考えるのに十分とは言えない。表層的な文化としての信頼を考えると, 米国や日本は社会資本があるために中間組織が発達しやすい信頼社会であり, さらに日本においては企業自体が社会生活の場としてゲマインシャフト(共同体組織)となっているところに特徴がある。また中国系の社会では, 血縁を中心としたグワンシ(関係)による信頼関係が重要となる。こうした点を含めると, アジアにおける企業文化を比較していくためには, 文化の多様性, 社会資本の存在, 誰を信頼するのか, といった次元が重要となろう。
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http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?koara_id=AN00234698-20150600-0087

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