Departmental Bulletin Paper 法科大学院修了者において社会人経験にはどのような意義があるのか : 所得、仕事満足度、能力アイデンティティに着目して
Effects of Work Experience before Enrolling in Law School : Focusing on Law School Graduates' Income,Job Satisfaction and Self-assessment of Competency

小山, 治  ,  Koyama, Osamu

Description
本稿の目的は、弁護士に対する質問紙調査によって、法科大学院修了者において社会人経験にはどのような意義があるのかという聞いを明らかにすることである。本稿では、社会人経験が①所得、②仕事満足度、③能力アイデンティティ(能力の自己評価)に対してもたらす効果を分析した。本稿の主な知見は、次の3点にまとめることができる。第1に、社会人経験は所得と無相関であったという点である。第2に、社会人経験は仕事満足度と無相関であったという点である。第3に、社会人経験は能力アイデンティティとほぼ無相関であったという点である。本稿の知見は、法科大学院を修了後、新司法試験に合格し、弁護士になった者においては、社会人経験には明確な意義がみられないということを示唆している。
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http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/123456789/34246/1/No9p35.pdf

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