紀要論文 近世の村老たちの治水論 : 洪水・水害と村社会
Village officers and flood Control in early modern Japan

武井, 弘一  ,  Takei, Koichi

(6)  , pp.27 - 39 , 2015-03-31 , 琉球大学法文学部 , Faculty of Law and Letters, University of the Ryukyus
ISSN:2185-8535
NII書誌ID(NCID):AA12474799
内容記述
近世に生きた村老たちの治水論に迫ることで、洪水・水害と村社会との関係のありようを問う。これが小稿の課題である。村老として注目したのは、加賀藩の篤農家・土屋又三郎と享保改革の地方巧者・田中丘隅の二人である。新田開発が進む17世紀には、河川流域にまで耕地が広がっていなかった。したがって、川の氾濫は、ヒトへ与える危害が少ない洪水だった。一方、耕地の開発がピークに達していた18世紀前半には、河川の流域にまで村々は広がり、人々は水害に悩まされ続けた。すなわち、新田開発は、近世日本を「水田リスク(人為型危険)社会」に巻き込んだといえよう。
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