Journal Article 異文化社会への経営移転は可能か -- マエカワ・メキシコ工場での調査を中心に

清川, 雪彦  ,  大場, 裕之

58 ( 4 )  , pp.30 - 54 , 2017-12 , 日本貿易振興機構アジア経済研究所
ISSN:00022942
NCID:AN00011026
Description
いわゆる「日本的経営」は,日本の社会構造や文化に根ざしているがゆえ,その海外移転は困難であると,しばしば指摘される。しかし果たしてこうした見解は正しいのか否かを検証することが,本稿の主要な課題である。ここでは日本の代表的な産業用冷凍機メーカーのメキシコへの技術移転・経営移転の事例を取りあげ,日本的経営の究極的目標である「意欲的労働力」形成の問題を明らかにすべく,2 度にわたり職務意識に関する現地調査を行った。そして意欲的労働力の形成に必要な3 つの集合的職務意識(構成概念)について判別分析を施し,その結果比較的早い時点で,日本的経営の移転が概ね実現していることが明らかにされた。換言すれば文化的な差異は,必ずしも日本的経営の移転に際して,それ程大きな障害とはならないことが,限定的とはいえ論証されたと言えよう。
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