Journal Article 中国の「集団領導制」の制度分析 -- 権威主義体制,制度,時間

林, 載桓

58 ( 3 )  , pp.2 - 21 , 2017-09 , 日本貿易振興機構アジア経済研究所
ISSN:00022942
NCID:AN00011026
Description
本稿の目的は,改革開放以降の中国共産党における集団指導体制(集団領導制)の制度的展開を,権威主義体制と制度変化に関する近年の理論的知見を用いて分析し,その現状についてより的確な理解と評価を与えることを目的とする。本稿はさらに,中国の集団領導制の考察を通じて,権威主義体制において集団支配を成り立たせる制度的条件に関する従来の議論に新たな知見を提示することを,もうひとつの目的とする。中国の集団領導制は,過去40 年間,個人独裁の防止に向けた政治的意志と持続的な幹部制度改革の成果等に支えられ,制度化のレベルを確実に上げてきており,総体としてみれば現在も安定的に機能している。こうした中国の経験は,非民主主義国家における政治秩序のあり方,および制度の役割を考える上で示唆を与えるものである。
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