Departmental Bulletin Paper 指定管理者制度の政策目的活用に関する研究 : 複合的要因によるA市図書館の政策分野横断的展開

前田, 智子

6pp.105 - 118 , 2018-03-24 , 法政大学公共政策研究科『公共政策志林』編集委員会
ISSN:21875790
NCID:AA12714757
Description
指定管理者制度は,地方自治法第244条の2第3項に基づき,公の施設の管理を民間事業者等の指定管理者に行わせる制度で,2003(平成15)年6月の地方自治法一部改正により創設された。制度創設当初は,コスト削減を追求するあまり,労働環境に配慮しない問題等が国会でも取り上げられたが,現在では,多くの自治体で制度運用の工夫・改善がなされ,自治体の現場に定着した制度となっている。指定管理者による運営で活気を取り戻した施設,画期的な事業の実施により先進事例として取り上げられる施設も数多く見られるが,一方で,利用料金制も自主事業も行われていない従来の業務委託と変わらない施設も見受けられる。本稿では,A市の複合施設にある図書館を取り上げ,指定管理者による運営の結果,図書館という施設機能だけではなく,子育て支援という副次的機能が備わり,市民ニーズに適応した,より良質な公共サービスを展開している事例を考察し,単なる施設管理の一手法を超えた指定管理者制度の可能性を明らかにする。
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