Departmental Bulletin Paper 指導者のリーダーシップの在り方が選手の社会的スキルに及ぼす影響 : 中学校野球部員を対象とした競技レベルとの関係性

中村, 豪  ,  上野, 雄己  ,  中澤, 史

35pp.33 - 38 , 2017-03-31 , 法政大学スポーツ研究センター
ISSN:21879168
NCID:AA12667908
Description
本研究では、発達段階が未熟である中学生を対象に、指導者のリーダーシップのタイプが選手の社会的スキルにどのような影響があるのかを検討した。調査対象者は中学校の野球部員合計69名(男子68名、女子1名、平均年齢12.72歳±0.72歳)であった。菊池(1988)によって開発された、社会的スキルを測定する尺度である Kikuchi’s Scale of Social Skills の問題解決、トラブル処理、コミュニケーションの3つの下位尺度および総得点を従属変数とし、指導者のリーダーシップのタイプ(専制型・民主型・放任型)、競技レベル(レギュラー・準レギュラー・非レギュラー)を独立変数とした二要因分散分析を行った。二要因分散分析の結果、すべての下位尺度において交互作用は有意ではなかったものの、3つの下位尺度および総得点において Small 以上の効果量が確認された。その後の単純主効果の検定では、専制型の指導においてレギュラー群が非レギュラー群よりも有意に高い得点を示した。また、レギュラー群においては、専制型の指導が放任型の指導よりも有意に高い得点を示した。本研究の結果から、発達段階が未熟な選手では、指導者のリーダーシップの在り方によって選手の社会的スキルの得点に違いがあることが明らかとなった。
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http://repo.lib.hosei.ac.jp/bitstream/10114/13193/1/35nakamura-other.pdf

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