Departmental Bulletin Paper <研究ノート>私立大学の公立大学化 : その背景と過程

鳥山, 亜由美

5pp.119 - 132 , 2017-03-24 , 法政大学公共政策研究科『公共政策志林』編集委員会
ISSN:21875790
NCID:AA12714757
Description
地方自治体が設置費用を負担した私立大学は,その負担割合によって公設民営大学あるいは公私協力大学に区分される。2004年の地方独立行政法人法施行以降に,これらの私立大学が公立大学に移行した事例は2016年までに7事例となった。本稿では,公立大学化の経緯を明らかにし,公設民営大学及び法人化公立大学について,設立の経緯や自治体との関わりをそれぞれ述べた上で,「公立大学化」の背景と過程,目的について,初めて行われた高知工科大学の事例と,最も直近に行われた福知山公立大学の事例を比較し考察した。高知工科大学については,開学時に地方独立行政法人法が制定されていなかったために叶わなかった大学設置の目的を,公立大学化により果たしたこと,福知山公立大学については,既存大学の人事及び組織改革を伴った公立大学化により,地域の拠点を存続させたい福知山市の望みを叶えたことを確認した。公立大学化の過程及び公立大学化後には,設立団体である地方自治体から常に存在意義を問われ続ける。公立大学化はゴールではない。
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