紀要論文 本邦における発達性読み書き障がい児・者の研究に関する展望 : 1999年1月から2009年7月までの論文を対象として

福田, 由紀  ,  小高, 佐友里  ,  矢口, 幸康

74pp.95 - 118 , 2017-03-30 , 法政大学文学部
ISSN:04412486
NII書誌ID(NCID):AN00226157
内容記述
本研究は,1999年1月から2009年7月までの日本語話者の読み書き障がい児・者に関する研究をシステマティック・レビューの手法を用い,概観することを目的とした。その結果,ウェクスラー法の知能検査やK ABCが読み書き障がい児・者の判定に多く用いられていることがわかった。様々な能力を測定する検査の結果から読み書き障がい児・者は,全般的な知的発達に遅れは認められない一方で,漢字の書き,文・文章の読み書き,音読,音韻処理,説明,図形認知および模写,局所脳血流量,注意集中において年齢相応の基準に到達していないことがわかった。標準化された発達性読み書き障がいのスクリーニングテストは,2009年7月の段階で小学校2年生以上を対象としており,より低年齢を対象とした検査の開発が望まれる。また,読み書きに対する指導法は様々な方法が用いられ,その効果が明確ではない。今後,どのような困難に対してどのような指導法が効果的であるか,読み書き障がい児・者の様々な特徴を踏まえた指導法の確立が望まれる。
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