Thesis or Dissertation トウガラシの辛味成分含有量と辛味が示す植物病原細菌抑制効果の検証

渡辺, 信平

pp.1 - 55 , 2016-03-24
Description
トウガラシ(Capsicum spp.)は果実に特有な風味と強力な辛味をもつ安価な香辛料として日本でもよく用いられている代表的な香辛料の一つである。その辛味を担うのはカプサイシノイドと呼ばれる物質群であり、強い抗菌性があると言われているため、食品として利用するのはもちろんのこと、食品保存や園芸分野など幅広い分野で利用されている。 本研究では、カプサイシノイドと組織や開花後日数(週齢)などの関係を明らかにし、辛いトウガラシ果実を判別できるようにするとともに、カプサイシノイドが植物病原菌にどのような効果を示すのかを検証し、辛味の強いトウガラシ果実を使った生物農薬などの植物防除に応用する可能性を探った。 開花後日数ごとに収穫したタカノツメの組織重量、カプサイシノイド含有量、辛味合成に関わるケトアシル合成酵素(Ketoacyl synthase、Kas )遺伝子の発現量変化を求め、開花後30日~40日のトウガラシが辛いことが判明した。次にカプサイシノイドが持つ抗菌性を調べるため、培地とトウガラシ、ピーマンを使用し、植物病原菌の接種試験を行った。その結果、細菌に対する抗菌効果はほとんど確認することができなかったが、一部の真菌では、培地・トウガラシ果実で共に抗菌効果が確認することができた。
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