紀要論文 【研究ノート】 自治体における大規模感染症に対する健康危機管理体制の現状と課題 : 保健衛生部局と危機管理部局の連携に関する一考察
[Research Note] Current Status and Issues of health crisis management system for large-scale infections in local government : A Study of the relationship between the Health departments and Crisis Management department

平川, 幸子

4pp.135 - 154 , 2016-03-24 , 法政大学公共政策研究科
ISSN:21875790
NII書誌ID(NCID):AA12714757
内容記述
自治体の危機管理については、自然災害・異常災害の頻発・大規模化等の他、テロや感染症などの新たな危機事案の発生を踏まえて、総合的な危機管理体制が求められている。現在、自然災害については全庁的な危機管理のために、危機管理幹部や危機管理組織の設置が進められているが、健康危機分野への対応は不明確である。本稿では、自治体(都道府県、指定都市、中核市、保健所政令市)の健康危機管理体制の現状について、大規模感染症に着目し、文献調査、アンケート調査及びヒアリング調査を通じて実態を把握するとともに課題を考察した。その結果、自治体において危機管理幹部や危機管理専門部局の設置が進み、危機管理体制が整備されつつあるが、健康危機管理の分野では事業担当部局である保健衛生部局が第一義的に対応している例が多いことが確認された。保健衛生部局には、危機発生時において、医療・公衆衛生に関する専門的な知見が求められているため、危機管理部局と密に連携した役割分担が必要になる。今後、健康危機の特性を踏まえた、健康危機管理体制を検討・構築することが課題となる。
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http://repo.lib.hosei.ac.jp/bitstream/10114/12471/1/kss_4_hirakawa.pdf

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