Departmental Bulletin Paper 不妊治療経験者のリプロダクテイブヘルス教育に関する経験と希望
フニン チリョウ ケイケンシャ ノ リプロダクティブ ヘルス キョウイク ニ カンスル ケイケン ト キボウ
Infertile women's experiences and demands for reproductive health education in school

秋月, 百合  ,  アキヅキ, ユリ  ,  Akizuki, Yuri

66pp.207 - 213 , 2017-12-19 , 熊本大学
ISSN:21881871
NCID:AA12653153
Description
本研究の目的は,学校,地域,職域において不妊治療経験者が過去に受けたリプロダクティブヘルス教育の内容(経験),教育に取り入れて欲しい内容(希望)を明らかにすることである.不妊治療経験のある女性25名を対象に,質問紙によりリプロダクティブヘルスに関する16項目について経験と希望を尋ねた(n=24).結果,「妊娠成立のしくみ」,「女性生殖器のはたらき」,「男性生殖器のはたらき」に続いて,「避妊方法」,「性感染症」の内容が比較的多く経験されていた.希望については,「性感染症」,「避妊方法」および「女性生殖器の病気」,「妊娠成立のしくみ」,「不妊症」,「がん検診」,「月経不順・月経異常」,「妊娠の条件やタイミング」および「乳がん」の順に希望者が多く,7割を超えていた.「女性生殖器の病気」,「不妊症」,「男性不妊症」,「乳がん」,「がん検診」,「男女のコミュニケーション」,「性感染症」については,過去に教育を受けた経験より教育に取り入れてほしいと希望する割合が比較的多かった.本研究対象は不妊治療経験者であったが,若年層の人たちが直面するリプロダクティブヘルスの課題だけでなく,将来直面するかもしれない健康課題について教育が行われることを望んでいると考えられた.また,不妊当事者の声として,不妊症について学校教育に取り入れて欲しいとの希望が多く聞かれた.こうした知識を若年層に提供することは,長期的にみたリプロダクティブヘルスの予防的セルフケアが可能となり,不妊に悩む人々の減少,ひいては若者の将来のライフプランの実現につながると考えられる.
Full-Text

http://reposit.lib.kumamoto-u.ac.jp/bitstream/2298/38904/3/KKK0066_207-213.pdf

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