Departmental Bulletin Paper 出産後1ヶ月の母親における『母乳育児の意思の構造』 : 初産婦・経産婦別にみる母乳育児継続に影響を及ぼす『母乳育児の理由』

嶋,雅代  ,  高橋,眞理

16pp.5 - 20 , 2016-03 , 福井大学医学部
ISSN:1348-8562
Description
本研究の目的は,Reasons modelに基づき,「母乳育児をしたい,もしくはしたくない」という『母乳育児の意思』に及ぼす影響の枠組みを『母乳育児の意思の構造』と定義し,その構造と関連要因を明らかにすることである。産後1ヶ月の母親214名(初産婦・経産婦107名ずつ)に質問紙調査し,パス解析を行った結果,初産婦・経産婦ともに,母乳育児の一般的な利点や,授乳によるトラブルや制限では『母乳育児の意思』は左右されず,母乳育児に対する感情に関連する理由が『母乳育児の意思』を決定づける最も重要な要因になっていた。また,初産婦と経産婦での相違をみると,初産婦は母乳育児に対する『負担感』が強いことにより,母乳育児を継続するというr意思』が高まらないことが示された。一方経産婦は,『負担感』よりもむしろ産後1ケ月における母乳育児についての状況や自己評価によって,「この先の母乳育児」についてすでに決めていることが示された。
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http://repo.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10098/9886/1/10098-9886.pdf

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