紀要論文 膵頭十二指腸切除術術後の栄養指標の変動と経口栄養剤投与が与える影響
Nutritional indicators after pancreaticoduodenectomy and the effect of perioperative administration of oral nutritional supplements
スイトウ ジュウニシチョウ セツジョジュツ ジュツゴ ノ エイヨウ シヒョウ ノ ヘンドウ ト ケイコウ エイヨウザイ トウヨ ガ アタエル エイキョウ

菅原, 秀一郎  ,  渡邊, 利広  ,  手塚, 康二  ,  平井, 一郎  ,  木村, 理

内容記述
背景:高齢者における膵頭十二指腸切除術(pancreaticoduodenectomy:PD)の長期的栄養指標の推移と周術期経口栄養剤投与が与える栄養指標の影響を明らかにすることを目的とした。方法: 1.2009年から2014年までにPDを施行した107例を対象とした。75歳以上22例(高齢者群)と74歳以下85例(非高齢者群)に分け、total protein(TP),Albumin(Alb),Hemoglobin,Lymphocyte,Onodera’s prognostic nutritional index(PNI)の術後1年目から5年目までの経時的推移を比較した。高齢者群と非高齢者群の5年生存率を比較検討した。2.2017年4月からPDを施行した8例を対象とし、術前1週間前から術後4週間にかけて経口栄養剤(300kcal/250ml)を投与した。術後1週間目と術後1か月目のTP,Alb,Lymphocyte,Hb,HbA1c,transthyretin(TTR)、retinol binding protein(RBP)、体重を比較した。結果:高齢者群でPNI以外のTP、Albは術後3年目、4年目に元に戻っており、術後5年目では全ての栄養指標で術前と有意差を認めなかった。経口栄養剤投与例では TP,Alb,Lymphocyte,PNI,TTRが術後4週目において有意に上昇していた。結論:高齢者のPD術後の栄養指標は長期的にみて非高齢者と同等であった。周術期経口栄養剤の投与は術後の栄養状態の改善に寄与する可能性がみられた。
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