Departmental Bulletin Paper 脾温存膵体尾部切除術後長期経過例の血液検査所見の変化
Postoperative long-term hematological changes after spleen-preserving distal pancreatectomy with conservation of the splenic artery and vein
ヒ オンゾン スイタイビブ セツジョ ジュツゴ チョウキ ケイカレイ ノ ケツエキ ケンサ ショケン ノ ヘンカ : ヒ オンゾン スイタイビブ セツジョ ジュツゴ ノ ケツエキ ケンサチ

手塚, 康二  ,  平井, 一郎  ,  菅原, 秀一郎  ,  渡邊, 利広  ,  高橋, 良輔  ,  矢野, 充泰  ,  木村, 理

Description
目的:脾動静脈を温存した脾温存膵体尾部切除術(Kimura法)は1996年にKimuraらにより初めて報告された術式である。膵体尾部切除術後長期経過例における血液検査値の変化を明らかにすることを目的とした。対象と方法:1998年7月から2013年4月までに膵の良性もしくは低悪性度病変に対して脾動静脈の温存を伴った脾温存膵体尾部切除術(Kimura法)が施行された〔spleen-preserving distal pancreatectomy(SpDP)with conservation of the splenic artery and vein; SpDP群〕30例、脾臓の合併切除を伴う膵体尾部切除術が施行された(distal pancreatectomy with splenectomy; DPS群)43例を今回の検討の対象とし、血液検査所見〔血小板数、白血球数、赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値、mean corpuscular volume(MCV)値〕の経時的な変化を両群間で比較した。結果:SpDP群と比べてDPS群の血小板数、白血球数は術後3ヶ月から術後5年まで有意に増加していた。また、術後2年のMCV値はSpDP群と比べてDPS群で有意に高かった。結論:脾動静脈を温存した脾温存膵体尾部切除術(Kimura法)は、術後より生じる血小板数や白血球数の上昇を抑えられ術後の血栓性合併症の予防に有利に働く可能性が示唆された。
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