Departmental Bulletin Paper 思春期がん患者の予後告知に至る要因の検討 : 看護師が体験した事例の分析から
Factors related to prognosis disclosure in adolescent cancer patients : A case analysis of nurses’ personal experiences
シシュンキ ガンカンジャ ノ ヨゴ コクチ ニ イタル ヨウイン ノ ケントウ : カンゴシ ガ タイケン シタ ジレイ ノ ブンセキ カラ

佐々木, るみ子  ,  佐藤, 幸子  ,  今田, 志保

Description
 本研究では、予後が不良な状況の思春期がん患者へ予後告知に至った、あるいは至らなかった要因を帰納的に抽出することで、思春期がん患者のエンドオブライフ期でどのようなことが予後告知に至る要因になっているのかを明らかにすることを目的とした。小児看護経験が3年以上で、思春期がん患者やその家族のエンドオブライフケアに関わったことのある看護師8名をインタビュー対象とした。対象者8名の語りの中で、属性、告知の状況、要因の項目について全ての語りがあったのは7事例だった。7事例中、予後告知に至った事例は1例、予後告知に至らなかった事例は6例だった。予後告知に関する要因は17のカテゴリーと26のサブカテゴリーと41のコードが抽出された。また、これらのカテゴリーは子供、家族、医療者、病気の4つの領域に分類された。予後告知に至った事例では、【子供の心の準備】【家族の心の準備】【告知に対する慣習】【子供に分かりやすい病状】など予後告知に至る要因の子供、家族、医療者、病気の4領域が整っていた。また、予後告知に関する4領域の要因中、1領域の要因でも整っていないと予後告知に至ることはできていなかった。以上のことより、思春期がん患者が予後告知に至るためには【子供の心の準備】【家族の心の準備】【告知に対する慣習】【子供に分かりやすい病状】などの予後告知に至る要因を子供、家族、医療者、病気の4領域でアセスメントする必要があり、予後告知を進めるためにはそれらの要因を整えていくことが重要であることが示唆された。
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