Departmental Bulletin Paper 多発食道癌に対し咽頭喉頭食道全摘術、静脈血行再建を伴う回結腸再建術を施行した一例
A case of double esophageal cancer treated by pharyngolaryngoesophagectomy followed by ileocolonic reconstruction with venous anastomosis
タハツ ショクドウガン ニタイシ イントウ コウトウ ショクドウ ゼンテキジュツ ジョウミャク ケッコウ サイケン オ トモナウ カイケッチョウ サイケンジュツ オ シコウシタ イチレイ

蜂谷, 修  ,  高須, 直樹  ,  藤本, 博人  ,  矢野, 充泰  ,  鈴木, 明彦  ,  那須, 隆  ,  小池, 修治  ,  菊地, 憲明  ,  木村, 理

Description
 食道切除術において胃を使用できない場合には一般に結腸再建が行われるが、下咽頭喉頭食道全摘症例に対する結腸再建術の報告は少ない。今回我々は、胃切除術後の頸部腹部多発食道癌に対し、下咽頭喉頭食道全摘、残胃全摘、永久気管瘻造設、回腸右半結腸再建、回結腸静脈血行再建術を施行し、順調に経過した症例を経験したので報告する。 症例は68歳女性。胃潰瘍で胃切除術の既往がある。つかえ感、咽頭痛を主訴に精査したところ、頸部食道に進行癌、腹部食道に表在癌が認められた。生検の結果はいずれも扁平上皮癌であった。多発食道癌に併発して術前に出血を伴う残胃空腸吻合部潰瘍を認めたことから、手術は下咽頭喉頭食道全摘、残胃全摘術とし、静脈血行再建を付加した回腸右半結腸再建術を施行した。術後はうつ病を発症するなど回復に時間を要したが、食事摂取も問題なくなり、75病日にリハビリのために転院した。 結腸再建による咽頭喉頭食道全摘術は大きな侵襲を伴う術式であるが、静脈の血行再建を付加することにより安全に施行できたと考えられた。
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