紀要論文 Development of questionnaire on perception of patients with diabetic nephropathy
糖尿病性腎症患者の状況の捉え方質問紙の作成

宮崎, 彩乃  ,  稲垣, 美智子  ,  多崎, 恵子  ,  浅田, 優也

40 ( 1 )  , pp.35 - 43 , 2016-07-29 , 金沢大学つるま保健学会 = Tsuruma Health Science Society, Kanazawa University
ISSN:1346-8502
NII書誌ID(NCID):AA11599711
内容記述
【目的】現在,透析導入原因疾患第1位は糖尿病であり,糖尿病患者の透析予防の重要性が 高まっている。先行研究にて,自覚症状に乏しい糖尿病性腎症患者は,「状況の捉え方」が 療養行動に繋がる可能性が示唆された。そこで本研究では,「糖尿病性腎症患者の状況の捉 え方質問紙」を作成し,信頼性と妥当性を検討した。 【研究方法】質問項目作成の理論的枠組みには,先行研究の成果である糖尿病性腎症患者の 診断時の認識を説明する10 のカテゴリーと24 のサブカテゴリーを用いた。調査方法は,質 問紙原案28 項目(5段階リッカート尺度),基本属性について自記式質問紙法を用いた。 【調査対象者】研究協力の同意の得られた透析予防指導を実施している病院6施設の糖尿病 性腎症2・3期患者175 名であった。 【結果】4因子20 項目で,因子寄与率50.56%の「糖尿病性腎症患者の状況の捉え方質問紙」 を作成した。本質問紙は,信頼性に関してCronbach` α係数が.594 ~ .768 であり,一定程度 確保できていること,構成概念妥当性・弁別的妥当性の検討,およびMishel(1988)の不確 かさ理論との比較から妥当性を確保できていることを確認した。質問紙の因子名はそれぞれ、 第1因子「将来,糖尿病や糖尿病性腎症が悪化することへの懸念」,第2因子「自分の身体 に覚悟をもった冷静さ」,第3因子「腎症と診断された小さな衝撃」,第4因子「糖尿病性腎 症は自分の力が及ばない感覚」と命名した。
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http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/45871/1/AA11599711_40_1-35-43.pdf

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