Departmental Bulletin Paper ベトナム人日本語学習者の物語の描写における視点表現の特徴 : 日本語母語話者との比較を通じて
Distinctive Characteristics of Expressions of Empathy used in Storytelling by Vietnamese Learners of Japanese: a Comparison with Native Japanese

ダンタイ クインチー

8pp.93 - 105 , 2017-07-31 , 一橋大学国際教育センター
ISSN:2185-6745
NCID:AA12502475
Description
本研究は、日本語母語話者と、日本語の習熟度が異なるベトナム人日本語学習者とが、物語描写においてどのような視点表現を使用するか、また、談話の展開過程で視点がどのように変化するかを調査・考察したものである。その結果、次のことがわかった。①受身表現、授受表現、移動表現、感情・主観表現、使役受身表現、語彙的表現を視点表現として考えた場合、どの学習者群も日本語母語話者より視点表現の産出が少ない。②日本語母語話者は多くの視点表現を使用し、一人の人物を中心に描写する傾向がみられるのに対し、ベトナム人初中級日本語学習者は、ベトナム語母語話者のベトナム語による描写と同様に、視点の中立性、移動性が高い傾向にある。一方、ベトナム人上級日本語学習者は母語の干渉が多少薄れ、視点の中心性、固定性の意識をもつようになる。
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http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/28754/1/kokusai0000800930.pdf

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