Departmental Bulletin Paper 「三つの対話」を用いた読解授業に関する一考察 : ある学習者の事例から見えるピア・ラーニングの盲点
A Study of a Reading Course Using 'Three Dialogues': Blind Spots in Peer-Learning Observed in One Learner's Case

霍, 沁宇

8pp.41 - 55 , 2017-07-31 , 一橋大学国際教育センター
ISSN:2185-6745
NCID:AA12502475
Description
本稿は、2014年に都内の大学で行われた上級読解の授業に関する事例研究である。当該授業は、学習者の自己との対話、学習者同士の対話、教師を交えた全体の対話という「三つの対話」を用いて、正確な理解と批判的な読みという学術的文章を読むのに必要な読み方を身に着けることを目的としたものである。調査は、教師の印象ではあまり前向きではないと感じられた1名の学習者Dさんをめぐって進められ、学習者へのアンケート調査のデータ、インタビューデータ、授業活動の談話データ、学習者のワークシートなどを用いて多角的な分析を試みた。その結果、教師が気づいていなかった真摯に授業に取り組むDさんの本当の姿が見えてきた。これは、ピア・ラーニングという教室活動に盲点が潜む可能性があるからであり、教師はこの点に配慮し、一人ひとりの学習者の成長に目を向ける必要がある。
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http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/28740/1/kokusai0000800410.pdf

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