テクニカルレポート 2000年代における我が国上場企業のレバレッジの推移とマクロ経済環境

吉田, 隆

2015-08-24 , Hitotsubashi University Center for Financial Research
内容記述
First version: August 11, 2015; This version: August 24, 2015
我が国上場企業のレバレッジは1999年から2007年まで一貫して低下し、2008・2009年と反転上昇した。2000年代におけるこうしたレバレッジの推移は、企業属性の変化だけでは十分説明できず、マクロ経済環境に係る要因を加えることで、よりよく説明できる。ここでマクロ経済環境に係る要因とは、好不況及び期待インフレ率である。期待インフレ率は観察できないため、「2000年代にはインフレ率が正になった時期を含めてデフレ期待が継続した」と想定し、そうした想定に基づき期待インフレ率を組成した。標準的な企業属性及び実質GDP成長率・期待インフレ率に対してレバレッジを回帰すると、好況とデフレ期待とがレバレッジを低下させたという仮説と整合的な結果が得られる。こうした定式化は、企業属性だけを説明変数に含む定式化よりも、2000年代におけるレバレッジの推移をよりよく説明すると考えられる。
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http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/27423/1/070hcfrWP_2_005.pdf

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