紀要論文 陈绵的意义
陳綿について
チンメン ニ ツイテ

夏, 岚

44pp.169 - 186 , 2018-03-31 , 大阪大学大学院言語文化研究科 , Graduate School of Language and Culture Osaka University , オオサカ ダイガク ダイガクイン ゲンゴ ブンカ ケンキュウカ
ISSN:03874478
NII書誌ID(NCID):AN00077727
内容記述
【学術論文】
20世紀30,40年代の北方話劇壇において,陳綿は大きな存在であった。彼は書斎にて外国の劇作品を翻訳するだけではなく,プロの劇団と連携して,演出家としても上演の実際に携わった。五四新文化運動以降,中国の伝統的演劇と異なる西洋式の近代劇を創る風潮の中で,演劇の文学的,社会的価値が重視されたが,近代劇の舞台建設には長い間,少数の人を除けば,それほど力は注がれなかった。陳綿はその少数の一人であった。本論は経歴の似通った人との比較を通じて,陳綿の行動がどのような意義を持つかを考えた。また,陳綿の翻案作を原作と比較し,改編した箇所の持つ意味を探った。その結果,陳綿は翻訳,翻案の段階で舞台上演の効果を計算に入れていたことが明らかになった。陳綿の翻訳と翻案は,舞台を重視することによって,レーゼドラマを主とするこれまでの文人演劇とは一線を画することになったのである。
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/68019/slc_44-169.pdf

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