テクニカルレポート 关于建设沼气综合利用系统处理规模化养殖场粪尿问题的探讨 : 以舟山顺达牧场的个案调查为例

三好, 惠真子  ,  胡, 毓瑜  ,  张, 曼青  ,  Miyoshi, Emako  ,  Hu, Yuyu  ,  Zhang, Manqing

2018-1pp.1 - 10 , 2018-01-10 , 大阪大学中国文化フォーラム , Osaka University Forum on China , オオサカ ダイガク チュウゴク ブンカ フォーラム
内容記述
近年、中国の農村における家畜・家禽類の飼育場の大規模化に伴って、排せつ物の処理問題が深刻化している。中国政府もこの問題を重視し、様々な対策を提起した。しかしながら、大規模化した飼育場は伝統的な零細農家による小規模飼育の方法とは本質的に異なるため、既存の対応策、すなわち、政策の指示により事業者が自ら糞尿を処理するという方法、あるいは、政府が飼育場を直接管理することという方法のままでは、効果が期待できないことも明らかである。本研究では、政府の資料、先行研究を精査することにより、飼育方式の変遷を把握した上で、ケーススタディの対象地域である浙江省舟山市の順達牧場における現場調査を行った。その結果、現実的な問題として消化液をいかに肥料として農地に還元するのかというかなり厳しい課題が露出し、さらにその背後にはより複雑な問題が存在していることも明らかとなった。すなわち、大規模化により、農村経済の産業構造も変化し、システム的連動性をもつ複合的な課題群が生じてしまったのである。新しいシステムにおける平衡状態を取り戻すためには、より広い範囲の体系として調整しなければならない。しかし、既存な処理システムでは不完全であり、特に処理主体が不足している。つまり、飼育場だけで汚水処理、肥料の運搬を実現するのは資金問題だけでなく、労働力・技術も不足すると考えられ、また他の主体と連携関係を構築することがほぼ不可能であると判断される。したがって、飼育場を基軸として周辺の農家、企業、政府部門など各主体との連携性を保持し、総合的なバイオガス利用システムを構築する必要があると考えられる。一方、このような総合システムを駆動させるための手掛かりとして、日本の南丹市におけるバイオガス施設の事例を参考にした。ここでは、政府主導によるバイオマス施設を中心に、排せつ物を堆肥、電熱などに転換し、地域の資源還元を実現している。したがって、様々な巨大プロジェクトを立ち上げることに関して実績のある強力な中国政府にとって、排せつ物処理問題に真摯に対応したいならば、現在の運営主体である飼育場に代わり、政府自身がバイオガス総合利用システムを建設・運営し、各主体と連携しながら、課題を解決しつつ総合利用を目指すべきである。
本文を読む

http://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/67223/dp2018-1huyuyu.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報